「住んでいる家がいくらで売れるか、気軽に知りたい。」
このように思っている人も、多いのではないでしょうか。
イエシル(IESHIL)を利用すれば、わざわざ不動産会社に査定依頼しなくても、自分でだいたいの価格帯を調べることができます。
しかも表示される金額は、市場の動きとともに常に更新されており、最新価格を知ることができるメリットもあります。
この記事では、「イエシルの特徴と評判」から「査定額の信憑性」について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
イエシル(IESHIL)とは?
イエシル(IESHIL)は、マンションの価格をすぐに調べられる便利ツールです。
使い方は、公式ホームページにある検索ボックスにマンション名を入力するだけ。
検索ボタンを押すと、その場でマンションの参考相場価格が表示されます。
これまでは価格を知りたければ不動産会社に査定依頼するのが業界の常識でしたが、イエシルによって誰でも気軽に価格を調べられるようになりました。
マンションを売りたい人、買いたい人、どちらも利用できるサービスですが、ここでは売却側に焦点を当てていきます。
イエシル(IESHIL)のサービス内容の特徴
イエシルがおこなっている価格検索サービスには、以下のような特徴があります。
- 不動産の詳細データまでわかる
- 完全無料で利用できる
- 対応エリアは首都圏のみ
それぞれ詳しく解説していきます。
不動産の詳細データまでわかる
イエシルを利用すると、マンションの価格だけでなく、他にも様々なデータを入手できます。
入手できるデータは、以下のとおり。
- マンション全体の参考相場価格
- 部屋ごとの参考相場価格
- 新築時価格
- 災害リスクと安全性(地震・洪水・液状化・津波・土砂災害・避難場所)
- これまでの価格推移と将来性
- 同じマンション内で売却・賃貸されている物件の情報
- 同じマンション内における過去の売買履歴
- 近隣で販売されている物件の情報
長年住んでいても、売却するつもりがなければ、これらの情報はなかなかキャッチできません。
高く売却するためには、売主自身が物件について詳しく知り、ニーズを正確に把握することが大切です。
イエシルを利用すれば、様々な角度から物件について知ることができるので、売却活動に役立ちます。
ただし登録するのはメールアドレスのみで、利用料は一切かかりませんので安心してください。
ちなみに2019年3月時点での登録会員数は、おおよそ15万人にも及びます。
完全無料で利用できる
マンションの詳細なデータを入手できるにもかかわらず、完全無料で利用できるという点もイエシルのすごいところです。
不動産会社との煩わしいやり取りもなく、価格を調べるだけで利用できます。
「タダということは、精度は期待できないのでは?」と不安になる人もいると思います。
イエシルの査定結果の精度については、後述で検証していきますので参考にしてください。
対応エリアは1都3県のみ
イエシルが対応しているのは、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県にあるマンションのみ。
それ以外の地域にあるマンションの場合、イエシルを利用することはできません。
イエシルを運営している株式会社リブセンスの本社があるのが東京都のため、その周辺のみの対応に限定しているのでしょう。
1つの物件に対するデータ量が多いぶん、対応エリアを拡大するのは難しいのかもしれませんが、せっかくいいサービスなのですから全国展開していってほしいものですね。
物件にぴったりの不動産会社の紹介までしてもらえる
マンションの価格を調べた後、実際に不動産会社に査定依頼したい人もいると思います。
そのような人のために、イエシルには売却相談できるサービスも用意されています。
売却相談の例
例えば、「オープンレジデンシア目黒青葉台」の参考相場価格を確認し、そのまま不動産会社への相談に進みたい場合。
「売却相談する(無料)」のボタンを押すと、メールのやり取りのような画面が表示されるので、質問に答えながら物件の基本情報を入力していきます。
質問に沿って部屋番号や敷地面積、県築年数などを入力していくと、物件にぴったりの不動産会社を最大3社紹介してもらうことができ、そのまま売却の相談をすることができます。
ここまでサポートしてくれるサービスは、なかなかありません。
ネット上で物件情報を入力するだけで複数の不動産会社を紹介してもらえるサービスのことを一括査定というのですが、「マンションを売りたいけど何から始めればいいか分からない」という人にぴったりのサービスです。
複数の不動産会社に売却相談するプロセスは必要?
イエシルを利用すると、不動産会社を最大3社紹介してもらうことができます。
中には、「なぜ3社にも売却相談しなければならないのだろう?」と疑問に思われる人もいるのではないでしょうか。
複数社に査定依頼したほうがよい理由は、以下のとおり。
- より高く売却してくれる不動産会社を見つけるため
- 他社と競争させることで、安く査定されるリスクから回避できるため
- 物件はもちろん、売主との相性がよい不動産会社を見つけるため
実は不動産会社からすると、高く売ることにこだわるより、安くても多くの案件を担当した方が利益につながります。
そのため競合がいなければ、わざわざ価格を高くすることはありません。
複数社に売却相談して競争させないと、マンションを安く売られてしまうということです。
イエシルを通して不動産会社に売却相談するメリット
不動産会社に売却の相談をしたければ、売主自身で直接、依頼することもできますし、他にも不動産一括査定サービスをおこなっているサイトはあります。
そのため「イエシルでなくても良いのでは?」と思われる人もいるでしょう。
しかしイエシルを利用することには以下のメリットがあるため、管理人はイエシルを推奨します。
囲い込みのリスクを避けることができる
囲い込みをされてしまうと、マンションの売却チャンスは著しく奪われます。
利益の大きい両手取引(売主と買主の双方を担当して仲介手数料を2倍もらうこと)をするために、他社に物件情報を公開しないこと。
イエシルは、囲い込みをするような悪質な不動産会社を徹底的に排除しているため、安心して利用することができます。
売却力のある不動産会社に査定依頼できる
イエシルは悪質な不動産会社を排除したうえで、さらに売却力のある優良不動産会社を選別して提携を結んでいます。
一般的に、素人が不動産会社の良否を見極めるのは難しく、知らず知らずのうちに損をしている人も少なくない中、イエシルを利用すれば確実にマンションの売却を成功に導いてくれる不動産会社と出会うことができます。
優先して対応してもらえる特別待遇を受けられる
イエシルを利用すると、一般の顧客より優先して対応してもらえる特別待遇を受けることができます。
売却力のある人気店に売却相談したい場合、通常であれば順番待ちをしなければならず、すぐに対応してもらうことができません。
しかし不動産会社とのつながりを大切にしているイエシルを利用すれば、イエシルの紹介枠で人気店であっても優先して対応してもらうことができます。
人気店のため一人の顧客に固執することはなく、しつこく勧誘されることもありません。
逆説的に言えば、しつこい営業や強引な勧誘がないという点が、人気店である理由の一つとも言えますね。
精度が高いって本当?イエシルの売却査定の信憑性を調査してみた
イエシルのサービス内容について詳しく解説してきましたが、ここでイエシルの売却査定の信憑性についても言及していきたいと思います。
マンション名を入れるだけ、しかも無料で価格を知ることができる便利なサービスですが、その金額に信頼性がなければ使う意味がありませんよね。
結論から言いますと、イエシルの査定結果には信憑性があります。
なぜ、そう言い切れるのか、詳しく解説していきますので参考にしてください。
最新AI技術を活用して9,000万件のビックデータから価格を算出している
イエシルが提示するマンションの価格は、最先端のAI(人工知能)技術によって算出されており、その精度はかなり高レベルです。
不動産会社が査定するときに用いるデータは、多くても数十件が限界でしょう。
しかしAI技術を活用することによって、イエシルの価格査定には9,000万件のビックデータが用いられています。
多くの事例を参考にすればするほど、査定の精度が上がるのは言うまでもありませんよね。
しかもイエシルの公式サイトには、以下のように常に成長し続けているという記載があります。
価格査定エンジンの開発においては学習性と更新性に重点を置いており、計算や情報蓄積を繰り返すほどに査定精度が向上してゆく点に特徴があります。
引用元: イエシル(IESHIL)-公式サイト
特許も取得している最高技術で算出された価格ですから、かなり高精度で信頼できる数字です。
評判はどうなの?実際にイエシルを利用した人の口コミを紹介!
実際にイエシルを利用した人からの評判はどうなのか、口コミを紹介していきますので参考にしてください。
30代・男性の口コミ
マンション名を入れるだけで価格がわかるのはかなり便利。その価格を参考に売却するかどうか検討し、売ることにしたのでそのまま不動産会社も紹介してもらった。かなり優秀な会社だったみたいで、事務所には相談者がたくさんいた。最初にイエシルに提示された価格どおりで売れて、イエシルを使って正解だった。
50代・女性の口コミ
イエシルが紹介する不動産会社は質が高いと知人から聞いていたので、最初から不動産会社に査定依頼するつもりで利用しました。優先して対応してもらえる特別感が嬉しかったのと、噂どおり素晴らしい接客をしていただき、満足です。売却のほうも、最初の査定額でおおよそ2ヶ月で完了しました。
40代・男性の口コミ
イエシルは物件情報が満載で、すごいなぁと思いました。1日20名限定で不動産会社を紹介するシステムも質を落とさないための工夫だと思うし、顧客のことを考えているからこそ利益を追い求めすぎない姿勢に、信頼できると感じました。
管理人もイエシルは顧客のことをかなり考えているサービス内容だと感じていましたが、実際に利用した人からも同じような評価を受けていました。
大切な資産であるマンションを売るのですから、信頼できるところで売却することが大切です。
イエシルを利用するときのの注意点
かなり高品質のサービスをおこなうイエシルですが、利用時には以下の点に注意しましょう。
- 冷やかしだと不動産会社を紹介してもらえない
- 査定の精度が低くなるケースもある
それぞれ詳しく解説していきます。
冷やかしだと不動産会社を紹介してもらえない
イエシルの公式サイトには、以下のように記載されています。
不動産会社を「業者」ではなく「パートナー」としてご利用いただける方のみにご紹介をしているため、連絡を一方的に無視したり、メールで査定額を受け取るだけが目的のお客様には、ご遠慮いただいております。
引用元: イエシル(IESHIL)-公式サイト
イエシルは、冷やかしなどで利用する人には不動産会社を紹介していません。
質のよい顧客のみを紹介しているからこそ、不動産会社と良好な関係を築けているのでしょう。
自分が「お客様」だからといって、不動産会社を下に見るような人は、イエシルを通して不動産会社を紹介してもらうことはできません。
査定の精度が低くなるケースもある
高水準の技術で査定をおこなっているイエシルですが、以下のケースは精度が低くなる可能性があります。
- 築年数が古すぎるマンション
- 他のマンションと比較できない程の、特別な事情(劣化など)があるケース
- 他のマンションと比較できない程の、特別な施設がある高級マンション
これらのケースでは、物件の条件を考慮してもらえる、不動産会社による査定額を参考にした方がよいでしょう。
イエシルを運営する「リブセンス」のビジネスモデルについて
イエシルが提供する、マンション名を入れるだけで価格が検索できるサービス。
これは不動産会社に査定依頼しないと物件の価格がわからなかった従来の常識を打ち破る、新しいビジネスモデルです。
イエシルは「ユーザーが安心して不動産取引できるように」をモットーに、日々改良しながらサービスの提供をおこなっています。
ユーザーを不動産会社に紹介するシステムを作って終わりではなく、常にどうすれば顧客のためになるかを考え、改善を繰り返しているイエシル。
イエシルを運営しているリブセンスの顧客第一の姿勢が伺えます。
リブセンスは信頼できる会社?
リブセンスがどのような会社なのか、会社概要を紹介していきますので参考にしてください。
会社名 | 株式会社リブセンス |
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設立 | 2006年2月 |
代表取締役社長 | 村上太一 |
従業員数 | 394名 |
利用者数(不動産会社への査定) | 150万人以上 |
顧客満足度 | 94% |
他の提供サービス | マッハバイト(旧ジョブセンス)、転職会議、就活会議、転職ナビ など |
リブセンスは、就職や転職などの人材情報関連のサービスが事業の大半を占めています。
不動産売買が趣味であった代表取締役社長の村上太一氏が、不透明な部分が多い不動産業界に目をつけたのが、事業開始のきっかけのようです。
ユーザー目線で不便に感じたことを改善するためにサービスを開始しただけあって、イエシルは顧客のことを考えられた素晴らしいサービスです。