マンションは空き家にしないと売却できない、と思っている人もいるのではないでしょうか。
売りに出すからといって必ずしも空き家にする必要はなく、マンションに住みながら売却活動をすることもできます。
ただし居住中のマンション売却で失敗しないために知っておくべき事柄がありますので、しっかり確認しておきましょう。
この記事では、「居住中にマンション売却する注意点」から「マンションに住みながら高値売却するコツ」について紹介していきます。
居住中でもマンション売却できる
居住中でも、マンションを売却することは可能です。
むしろ、マンションを売却する人のほとんどは、住みながら売却しています。
マンションを買主に引き渡す日までに引っ越せば良いので、無理に空き家にする必要はありません。
住んでいたら売れないイメージを持たれていた人もいるかもしれませんが、マンション売却は住みながらでもおこなえます。
居住中のマンションを売却する注意点
内覧会によってマンション売却が成功するかどうか決まると言っても、過言ではありません。
居住中マンションの内覧会で注意すべき点は、以下のとおりです。
- 個人的な予定は極力入れない
- 部屋に生活感や臭いが残っていると買主の購入意欲を削いでしまう
- 家の中に人が多いと買主に萎縮させてしまう
個人的な予定は極力入れない
居住中のマンション売却を成功させるためには、買主のスケジュールに合わせる努力をする必要があります。
せっかく買主がマンションを内覧したいと言ってくれても、売主に予定があって内覧できなければ、売買契約まで進みません。
マンション売却を始めたら、できるだけ個人的な予定を入れるのは避けましょう。
部屋に生活感や臭いが残っていると買主の購入意欲を削いでしまう
居住中のマンション売却では、生活感や部屋の臭いに十分気をつけなければなりません。
内覧前に徹底的に掃除をして、売主の生活感をなくしておいてください。
売主の生活感が残っていると、買主にマンションでの新生活を想像させづらくなります。
また内覧会当日は、無香性の消臭スプレーを多用し、家の中の生活臭をなくすことが大切です。
自分では分からないかもしれませんが、他人からすると家の臭いは非常に気になります。
内覧会前の掃除のコツについて詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。
マンション売却の内覧は掃除が重要!物件価値を下げないためのコツ
マンション売却における内覧会を成功させるためには、徹底的な掃除が必須です。汚い中古マンションは物件価値を下げてしまいます。できるだけ早く・高く売れるように、部屋をきれいにして気持ち良く内覧者を迎えましょう。
家の中に人が多いと買主に萎縮させてしまう
居住中のマンション売却で注意しなければならないことは、内覧会の際には家の中の人間を少なくするということです。
内覧会のときに家族全員が家にいると、マンションが狭く見えてしまったり、内覧者を萎縮させてしまったりします。
子供達には外に出かけてもらい、妻あるいは夫婦だけで内覧者を迎えましょう。
居住中のマンションを高値売却する3つのコツ
居住中のマンションを高値売却するコツは、以下の3つです。
- 高く売ってくれる不動産会社を選ぶ
- 内覧会に力を入れる
- リフォームはしない
高く売ってくれる不動産会社を選ぶ
居住中のマンションを高く売るためには、優秀な不動産会社を選ぶことが大切になります。
マンションに住んだまま売却活動をするのは、想像以上に大変です。
内覧会のたびに掃除をしたり、買主を案内したりしなければならないため、居住中マンションの売却では、とにかく早く売って売却活動から解放されたいという気持ちになる人も少なくありません。
営業力のない不動産会社に売却を依頼してしまうと、マンションが売却できるまでに時間がかかってしまいます。
上述で内覧会を成功させるための注意点について紹介しましたが、内覧者がいる前提での話であり、不動産会社に営業力がなければ内覧希望者は現れません。
マンション売却が長引き、精神的に疲れてしまうことを避けるためには、マンションを高く、そして早く売ってくれる優秀な不動産会社を選びましょう。
優秀な不動産会社を選ぶコツは、不動産一括査定サイトを利用することです。
不動産一括査定サイトを利用すると優秀な不動産会社に出会える理由については、下記の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
不動産一括査定サイト大手12社を徹底比較!おすすめサイトから選び方まで解説
不動産一括査定サイトを利用すれば、物件がいくらで売却できるか効率的に調べられるだけでなく、質の良い不動産会社にも出会えます。できるだけ好条件で売るためには、サイト選びが重要。不動産のプロである管理人が、おすすめのサイトと選び方のポイントを解説していきます。
内覧会に力を入れる
上述でも説明しましたが、居住中のマンションを高値売却するためには、内覧会に力を入れましょう。
内覧会の成功が、マンション売却の成功につながっているからです。
内覧会を成功させるコツについてさらに詳しく知りたい人は、下記の記事も合わせてご覧ください。
マンション売却の内覧を成功させるコツと事前準備!やりがちな失敗パターン
この記事では、マンション売却の内覧のコツと注意点について紹介しています。居住中のマンションを売るときに失敗しないための掃除とお茶を出すタイミングのポイントについて押さえておきましょう。
リフォームはしない
居住中マンションの売却では、リフォームをする必要はありません。
リフォームをしたほうがマンションは売れやすくなりますが、居住中のマンション売却でリフォームをおこなうのは大変です。
不動産会社に加えて、リフォーム業者ともやりとりをしなければならないため、売主の負担が大きくなります。
リフォーム代として、売却価格から値下げするという形で買主と交渉するのがベターでしょう。
住みながらと空き家どっちが売却しやすい?
マンションは住みながらと空き家、どっちが売却しやすいのでしょうか。
それぞれのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
住みながらマンション売却するメリット・デメリット
住みながらマンション売却するメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・新しい家を探す時間的余裕がある ・仮住まいを用意する必要がないため費用がかからない ・購入者の人柄がわかる |
・内覧のたびに掃除をしないといけない ・買主にスケジュールを合わせないといけない |
住みながらマンション売却する場合、物件を引き渡す日までに引っ越せば良いので、新しい家を探す時間的余裕があります。
仮住まいを用意する必要がないため、余計な費用がかかることもありません。
また引っ越す前に売却活動を始められるので、売却を決めたらすぐに行動できるのも、住みながらマンション売却するメリットです。
ただし内覧者を迎えるためにいちいち掃除をしたり、スケジュールを合わせないといけないというデメリットがあるので注意が必要です。
空き家にしてマンション売却するメリット・デメリット
マンションを空き家にして売却するメリットとデメリットは、以下のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
・買主が見学に来やすい ・物がないため買主の購入意欲を高めることができる |
・仮住まいの費用がかかる |
マンションを空き家にしてから売却する場合、部屋に物がないため、買主にマンションでの新生活を想像させやすく、購入意欲を高めることができます。
また売主に気を使わなくていいので、買主が部屋の見学にいきやすいというメリットもあります。
ただしマンションを空き家にして売却するのには、仮住まいを用意する手間と費用がかかりますので、注意が必要です。
マンションに居住中でも売ることはできますので、空き家にしたほうが売りやすいからといって、無理に空き家にする必要はありません。
管理人からの一言「居住中のマンション売却で大事なのは業者選び」
居住中のマンション売却を成功させるためには、業者選びに注力することが大切です。
居住中のマンション売却では内覧会を成功させることが大切なのですが、そもそも不動産業者に営業力がなければ、内覧希望者を見つけてきてもらえません。
まずは買主候補である内覧者をたくさん連れてきてくれる、腕の良い業者を見つけましょう。
厳しい審査に通った優秀な不動産会社のみと提携しているイエウールを利用すれば、内覧者をたくさん見つけてきてくれる腕の良い不動産会社と出会えます。
イエウールで一括査定したら310万も高くなった
管理人がイエウールで自宅マンションを一括査定したところ、街の不動産会社より310万円も高い査定価格をだしてもらえました。
イエウールはクレームに厳しい会社なので、不動産業者からしつこい営業電話がかかってくることはありません。
物件情報を入力するだけの簡単手続きで、すぐに売却相場が分かる手軽さも好評です。