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「マンションが相場より高く売れた」という人と、「時間がかかったわりに安くてがっかり」という人。

前者になりたければ、優秀な不動産会社選びが欠かせません。

不動産会社によって、売却金額に数百万円もの差が生じることも珍しくないからです。

とはいえ、「初めての不動産売却で、どこを選んだらいいのか分からない」という人も多いと思います。

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この記事では、「優秀な不動産会社の紹介」から「選ぶときのポイント」について解説していきますので参考にしてください。

マンション売却に強い不動産会社はどこ?元営業マンが選ぶおすすめ業者を発表!

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不動産会社は、全国に12万業者以上あります。

12万業者すべてを比較することは、難しいですよね。

そのため、選ぶときにはやはり「実績」が指標となってきます。

実際のところ、いくらおすすめと言われても、実績のない不動産会社では不安を覚えるはずです。

今回は以下の3項目で比較し、しっかりと根拠を示したうえでおすすめの不動産会社を紹介していきます。

  • 取引高(売上)
  • 取引件数
  • 株価

取引高(売上)上位ランキング

まずは、取引高上位3社を紹介します。

取引高(単位:百万円) 前年比(%)
1位 三井不動産リアルティグループ 1,568,074 0.4
2位 東急リバブル 1,315,594 19.6
3位 住友不動産販売 1,257,507 5.4

4位は野村不動産グループですが、取引高は800,739百万円となっており、上記の3社とは倍以上の差があります。

上位3社に顧客が集中しているということです。

利益率もチェックしよう

売り上げと合わせてチェックしたいのが、利益率です。

利益率とは、売り上げから経費を差し引いた金額が、どのくらいあるかを測る数値です。

マンション売却を依頼する不動産会社を選ぶときは、できるだけ利益率の高い業者を選びましょう。

上記で紹介した3社の利益率を紹介しますので、参考にしてください。

営業収益(単位:百万円) 営業利益 利益率
三井不動産リアルティグループ 133,543 23,650 約18%
東急リバブル 99,996 13,320 約13%
住友不動産販売 ーー ーー ーー

住友不動産販売については、最新の営業収益と営業利益を公表されていなかったため、わかりませんでした。

では、なぜマンションの売却では、利益率が高い業者を選んだほうがよいのか詳しく解説していきます。

「利益率が高い=営業力がある業者」

利益率が高い場合、広告費や人件費などに対して無駄にお金がかかっていない、ということになります。

すぐに、そして高く売却できる営業力のある業者といえるでしょう。

「悪質な経費削減のケースもあるのでは?」と思われた人もいるかもしれませんが、マンション売却においてそれは考えられません。

不動産業界の場合、報酬は「売却金額×3%+6万円」と決められているからです。

広告費をケチってしまえば高値で購入してくれる買主を見つけられる確率が下がり、報酬も減るため、必然的に利益率も減少します。

それらを踏まえると、利益率の高い三井不動産リアルティグループが最も営業力のある不動産会社と言えます。

取引件数が多い経験豊富な業者がベター

次に、取引件数について紹介していきます。

どれだけの案件を取り扱ってきたかですので、単純に多いほど経験豊富な業者といえます。

さまざまなパターンに対応してきた経験から、売りにくい物件でも、戦略を練って売却へと導いてくれるでしょう。

取引件数 前年比
1位 三井不動産リアルティグループ 40,658 1.2
2位 住友不動産販売 37,058 2.6
3位 東急リバブル 24,410 4.9

2位と3位が入れ替わりましたが、1位は不動の「三井不動産リアルティグループ」です。

株価は大丈夫?高ければ将来性も安心

株価をチェックすることで、企業の信頼性をはかることができます。

数値が低い業者は将来性に不安があるため、避けたほうがよいでしょう。

「売却さえしてしまえば、その後はどうなっても関係ないのでは?」と安易に考えてはいけません。

売却後に買主とトラブルに発展してしまうケースも多く、そのときに仲介してくれる業者がいないとなると不利になります。

株価(2019年1月8日現在)
1位 住友不動産 4,044
2位 カチタス 2,792
3位 三井不動産 2,503

管理人が調べたところ、株価においては、住友不動産が一番高いという結果になりました。

上記のランキングでは常に1位だった三井不動産を抜いています。

結局、どこがいいの?

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これらのランキングを踏まえた上で、マンションを売却するときに利用すべき不動産会社は、以下のとおりになります。

高く売却したい人は…

  • 三井不動産
  • 住友不動産
  • 東急リバブル
早く売却したい人は…

  • 三井不動産
  • カチタス

カチタスは買取に特化した不動産業者のため、早く売却したい人向けになります。

最初から一社にしぼる必要はありませんので、まずは3社ほどピックアップして査定依頼すると良いでしょう。

とはいえ、地域によってはエリア対象外で査定してもらえないケースもあります。

自宅マンションを取り扱ってくれる業者は、不動産一括査定サイトを利用すると効率的に探せます。

【不動産一括査定サイトとは?】

一括査定サイトの説明図

物件の基本情報を入力すると、物件にぴったりの不動産会社を紹介してもらうことができ、そのまま複数社にまとめて査定依頼できるサービス。

本などでも便利ツールとして紹介されているため、知っている人も多いのではないでしょうか。

どんなものか気になる人は、利用者から人気のイエウールをチェックしてみてください。

管理人も使ったことがありますが、よくあるしつこい営業電話がないですし、値段を知りたいだけで利用する人も多いので、気軽に利用できるよいサービスだなと思います。

イエウールを利用した理由(アンケート結果)

不動産一括査定サイトを利用した理由のグラフ

マンション売却は不動産会社選びが重要!プロ目線の選び方

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不動産会社選びで失敗しないためのポイントについて、詳しく解説していきます。

  • 実績は総合的にみて判断する
  • 免許番号(1)は悪徳業者の可能性があるので注意する
  • 営業マンの質もチェックする

実績は取引件数・売上・株価によって総合的に判断する

上述のランキングのように、不動産会社の実績は多方面からチェックして総合的に判断しましょう。

たとえば売上はよくても、株価が下がり続けている会社は将来性が不安です。

人気がない現れなので、きちんと売却活動をおこなってもらえるかどうか怪しいかもしれません。

わざわざ調べるのが面倒くさいという人は、上述で紹介したイエウールなどの悪質な業者を選別して排除しているサイトを利用すると良いでしょう。

免許番号(1)は悪徳業者!?


仲介業者は、必ず免許番号を持っており、番号からその会社の営業年数がわかるようになっています。

営業年数が長ければ、多くの売買経験があるため、信頼度は高いと判断できますよね。

実際に、行政処分を受ける仲介業者の多くは、免許番号が(1)であるというデータもあります。

免許番号の数字が少ない会社は、経験や能力が不足していたり、行政処分を受けて更新できなかった会社が名前を変えて営業していたりする可能性があるため注意してください。
免許番号の見方

免許番号は、5年ごとに1つずつ増えていきます。

たとえば「国土交通大臣(3)第○○○号」と記載されていた場合、かっこ内の数字が更新回数なので、「5年×3回」で15年以上営業している仲介業者であることが分かります。

ただし営業エリアの拡大などによって免許証の更新をおこなうと、免許の種類が変わり、番号がリセットされる仕組みになっています。

免許番号が(1)でも、30年以上の不動産業務経歴を持っているケースもあるということです。

リセットされただけなのか、あるいは行政処分などによって更新できなかったのか、その点は自分自身で判断する必要があります。

その他にも、悪徳業者を見分けるポイントについて下記の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

悪徳不動産会社に注意しよう!特徴・手口・見分け方を徹底解説!

悪徳不動産会社の特徴や手口、見分け方を徹底解説しています。騙されてしまうと、何百万円も損をすることになります。知識を身につけ、大切な資産を守りましょう。悪質な不動産屋の被害に遭ったときの通報先についても紹介していますので参考にしてください。

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良い会社には良い人材が集まる!営業マンの質もチェックしよう

担当営業マンとの相性も、マンション売却を成功させるためにチェックするべき項目です。

良い営業マンを選ぶためには、とにかく会話をして信頼できそうか見極めるしかありません。

営業マンとの会話を煩わしく思い、すべてのやりとりをメールで済ます人も増えていますが、なるべく電話を使ったほうが良いでしょう。

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営業マンの口調や物件に対する情報量など、しっかり吟味するためには実際に話してみることが大切です。

以下のチェックポイントを参考に、良い営業マンを選んでください。

言葉使い ・丁寧な言葉使いか
・専門用語を極力使わないように話すか
不動産に関する知識 ・不動産の基礎知識を持っているか(税制などにも詳しいとなお良い)
資格の有無 ・宅地建物取引士の資格を持っているか
誠実さ ・わからないことに対して、後日調べるという対応をするか
・言ったことに対して責任を持っているか
コミュニケーション能力 ・売主の話を最後まで聞いたうえで自分の意見を言うか
・自分の価値観を押し付けてこないか
・売主や物件を否定するような言動がないか

たとえ上記のチェックポイントをすべて満たしていたとしても、相性が合わないと感じた場合、無理に売却依頼するべきではありません。

営業マンの選び方については、下記の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

マンション売却で優秀な営業マンを見つける方法と見分けるポイント

この記事では、マンション売却で優秀な営業マンを見つける方法と見分けるポイントについて紹介しています。不動産売却を成功させるためには、良い担当者と出会うことが大切です。悪質な営業マンに売却依頼してしまうと、売れ残ったり、安く売られたりしてしまいます。

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会社の規模では選ばないようにしよう

会社の規模では、本質の良否を判断することはできません。

大手であっても、囲い込みなどの悪質な行為をしている会社もあるからです。

とはいえ、大手がダメというわけではありません。

大手には大手の、中小には中小の長所があるため、規模だけで選ぶのは良くないということです。

大手不動産会社の強み 地域密着型の不動産会社の強み
・大手の安心感がある
・幅広いネットワークがある
・その地域で不動産を探している買主を多くストックしている
・地元の住宅事情に精通している

あえて規模や地域の違う会社を複数社ピックアップして、比較するのがベストでしょう。

大手と中小それぞれのメリット・デメリットについては、下記の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

不動産売却は大手と地元の中小どっちに任せる?メリット・デメリットは?

不動産売却は大手と地元の中小会社どちらに任せれば良いのでしょうか。大手には大手の、中小には中小の良さがあるため売りたい物件などから自分に合う会社を選ぶのが一番です。それぞれのメリット・デメリットと選び方について紹介していますので参考にしてください。

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損をしたくなければ必ず複数社を比較することが大切!

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上述では、不動産会社の選び方について解説してきましたが、

複数社を比較すること

これが一番重要なことになります。

特に、はじめて不動産を売却するという人は、比べると気付けることがたくさんありますので、必ずおこなってほしいプロセスです。

たとえば、査定額からは業者の力量や誠実さなどがわかります。

わざと高めの査定額を提示して顧客を集めたり、逆に売りやすいように低めの査定額を提示したりする仲介業者がいるからです。

単純に営業力がなくて査定額が低い、というケースもあるでしょう。

どちらにしても、できるだけ高く売りたいにもかかわらず、安く見積もる不動産業者は選びたくありませんよね。

比較しなければ、その点に気づかないまま売却依頼してしまうかもしれません。

管理人からの一言「マンション売却における仲介業者選びは慎重に」

マンション売却における業者選びは、慎重におこないましょう。

依頼する仲介業者によって、マンション売却の成功が左右されるといっても過言ではないからです。

営業力や誠実さを見極め、マンションを高く、そして早く売ってくれる仲介業者をマンション売却のパートナーに選びましょう。

イエウールで一括査定したら310万も高くなった

管理人がイエウールで自宅マンションを一括査定したところ、街の不動産会社より310万円も高い査定価格をだしてもらえました。

イエウールはクレームに厳しい会社なので、不動産業者からしつこい営業電話がかかってくることはありません。

物件情報を入力するだけの簡単手続きで、すぐに売却相場が分かる手軽さも好評です。